『コンテナハウスとプレハブハウスって、何が違うの?』
とご質問をいただくことがあります。
「コンテナハウス」と「プレハブハウス」は全く異なるもの
「コンテナハウス」と工事現場の事務所や仮設住宅などに使用される「プレハブ」は異なるものです。
そして「プレハブ」と「プレハブ工法住宅」も、似てますが少し違います。
「コンテナハウス」は「トレーラーハウス」や「キャンピングカー」とも違います。
「トレーラーハウス」や「キャンピングカー」は車両で、「コンテナハウス」は建築物になります。
違う違うと言われ続けても困りますよね。
住宅という点で同じ、「プレハブ工法住宅=プレハブハウス」と「コンテナ住宅=コンテナハウス」についてご説明します。
プレハブ工法住宅とは
プレハブとは、「プレファブリケーション」の略で、建築物の一部又は全ての部材をあらかじめ工場で製作し、建築現場で建物として組み立てる建築工法です。
この工法を用いた建築物を「プレハブ」または「プレハブ建築」と言い、この工法を用いた住宅を「プレハブ住宅」と言います。
プレハブ工法の建物は、2トン程度のトラックで部材が搬入できる場所なら、道幅が狭い土地にも建設可能です。
見た目が簡素な仮設住宅や仮設校舎を「プレハブ」と呼ぶ場合が多いのですが、2階建てアパートや小規模店舗などは、この軽量鉄骨造の「プレハブ工法」で建てられた建物がほとんどになります。
「コンテナハウス」と「プレハブハウス」の共通点は『鉄骨造』です。
厚さ6mm未満の鉄骨を「軽量鉄骨」、6mm以上の鉄骨を「重量鉄骨」と呼びます。
「コンテナハウス」と「プレハブハウス」のどちらも鉄骨造ですが、プレハブ住宅の多くは、厚さが6mm未満の鉄骨を使用しています。
コンテナ住宅とは
コンテナ住宅=コンテナハウスは、工場内で組み上げたコンテナハウスを、トレーラーで運搬し、クレーンで吊り下げ、現地に設置します。
コンテナハウスで使用する鉄骨は、厚さ6mm未満の軽量鉄骨から6mm以上の重量鉄骨まで。
建築する規模に応じて選定された鉄骨を使用して建てられた建築物です。
プレハブ工法ハウス | コンテナハウス | |
鋼 材 | 厚さ6mm未満の軽量鉄骨 | 厚さ6mm未満の軽量鉄骨から6mm以上の重量鉄骨まで |
構 造 | 筋交いを用いる「ブレース構造」 | 筋交い不要の「ラーメン構造」 |
工 法 | 建築部材を現地で組み立て | 工場で組み上げて現地に設置 |
マンションや高層ビルで使われているのは「重量鉄骨」です。
重量鉄骨にプラスコンクリートを使用することにより強度が増し、マンションや高層ビルなどの階数の多い建築物をつくることが可能となります。
その構造を「鉄筋コンクリート造」と呼びます。
構造の強度の順位をざっくり並べると、
木造 → 軽量鉄骨造 → 重量鉄骨造 → 鉄筋コンクリート造
こういった感じになります。
鉄骨の厚みはなぜ変わるのか?
鉄骨を使用して建築する時、1階建ての平屋タイプから、2階建て、3階建て、と階数を増すほど鉄骨の厚みは必要となります。
階数のあるコンテナハウスは、より厚みのある鋼材を使用しているので、プレハブ工法の建物よりも強度があると言えます。
心理的に『厚みのある鉄骨を使って頑丈な建物の方が安全だから、できるだけ厚みのある鉄骨を使用してほしい。』と思いますよね。
もちろん可能です。
しかし鉄骨の厚みがアップする分、コストもアップします。
上階への増築の予定が一切ない平屋タイプであれば、階数の多いタイプと同じ厚みの鉄骨を使用せずとも建築は可能です。
逆に、上階がある仕様になるほど、厚みのある鉄骨が必要になります。
頑丈な住まいがほしいというだけでなく、将来、上階へ増築したいというご希望がある場合、まずは1階を建てる時から厚みのある鉄骨を使用して建てておく必要があります。
The Hungry のコンテナハウス H-QUBE は、建築する規模に応じて強度計算を行った上で、使用する鉄骨を選定しています。
あとは、お客様のご要望やご予算次第。
どんどんご希望をぶつけてみてください。
理想の住まいつくりをお手伝いします!